昔の記憶を呼び起こす独楽(こま・コマ) |
コマった話(豆知識) |
独楽のサイトを作ろう! と決めたときから、その時は絶対、語呂がいいんで、「困った(コマった)話」というページをつくろうと思ってました。我ながら名案だと思ってました。 でも、いざ、ホームページを作っていると、困った話って語呂はいいけど、内容は?そんな話ある?
思いつきでは駄目だと認識した次第です。 そんな紆余曲折がありました(笑)が、今回は、真面目に、独楽の歴史についてお話します。ベイゴマの起源もお話いたしますよ! はじまりいい、はじまりいいー! |
独楽(こま・コマ)の歴史 |
独楽の起源は、現在確認されている資料では、紀元前20〜14世紀のエジプトにさかのぼるようです。 独楽は、何千年も前の時代から人びとによって作られ、遊ばれてきたのです。
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日本の独楽の歴史 日本における独楽のする意と技の数は、世界一といわれています。 独楽は、すでに平安時代には中国から渡来しており、その形は、竹製の穴の空いた鳴り独楽(唐独楽)だったようです。 日本の各地の遺跡からは、7世紀から8世紀ごろの木製の独楽が出土しており、奈良時代以前から回されていたと考えられます。たぶん、もっと前の太古の時代から、木の実などで回して楽しんでいたに違いありません。 奈良・平安時代の独楽は、主に宮中の儀式として回されていました。専門の独楽びょう師(儀式で独楽を回して吉凶を占う人)が神事や仏事の余興として、紫のひもを使って回したといわれています。 もともと大人の遊びだった独楽回しは、江戸時代には、賭け事の道具として使われました。 九州の博多で、心棒が鉄製で背が高く、寿命のたいへん長い独楽「博多独楽」が生まれると、これを手のひらや棒の先、ひもの上などに乗せて曲芸をして見せる「曲独楽」が流行しました。 かわって盛んになったのが、「海螺独楽(ばいごま)」です。海螺という巻貝の殻を回します。 天保年間(1830〜1843年)には、江戸で「鉄胴独楽」が生まれました。はじめは、ただ当てて遊んでいましたが、だんだん激しくたたきつけて相手の独楽を打ち割るのを競うようになったようです。 明治時代になると、ブリキの独楽が登場します。 昭和30年代後半から昭和40年代(1960〜1965年)にテレビが普及しはじめた頃から、子供の遊びはだんだんと変化していきました。やがて、子供たちの遊び場だった空き地や野原も少なくなり、塾などの習い事も増えて、子供同士で遊ぶ時間はどんどん減っていき、外で元気に遊ぶ子供たちの姿が見られなくなってきました。 けれども、最近は、学校教育の中などでこの伝承遊びが見直されてはじめています。 独楽回しを通じて、子供たちがよりたくさんの人たちや仲間たちとつながり、その中でもまれるようことにより、自分に自信を持って何事にも挑戦するようになれば、こんなうれしいことはございません。
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