昔の記憶を呼び起こす独楽(こま・コマ) |
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これであなたも、独楽名人! 子供の頃、自分なりに、色々な「技」をあみだして、遊びませんでしたか? ここでは、初級→中級→上級と分けて、公式?な技を伝授いたします! あなたがあみだした技があるかもしれませんよ! |
初 級 |
ちりとり 薄くて丈夫な板で独楽をすくう、初心者でも手元で回せる技です。 板の上にのせたら端を上げるのがコツ。板から板へ、また板から手のひらへ移動させても楽しいです。 板を両手で持ち、「ちりとり!」と言いながら、勢いをつけて下からすくう。
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線香花火 小さくてかわいい線香花火のように、こまが空中でくるくる回って、最後は下に落ちます。紐のかけ方を間違うと、独楽は上がってきません。 1.左手で紐を独楽の向こう側からかけて、心棒にひと巻きします。 2.左手を離して立ち上がります。右手の紐は、最後まではなさない。
3.右手を伸ばして紐をまっすぐにし、ゆっくりと持ち上げます。 |
一人お手玉 「ちりとり」ができるようになったら、板を2枚持って独楽のお手玉をやってみましょう。かけ声を出し、最後は板をはなして、こまを両手で受けます。 1.独楽を乗せたまま板を持ち、こまを上に浮かせます。 2.もう一方の板の真ん中で受け、また上に浮かせます。
3.独楽がまっすぐになるようにバランスをとってから上げます。
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カツオの一本釣り 天井高く上がった独楽を板でとるダイナミックな技です。 かけ声は1で「カツオの」 2で「一本」 3で「釣り」と、かけます。 1.線香花火と同じように左手で紐をかけます。その左手で板を持って立ちます。 2.右手首を返して紐を真上に引き上げ、独楽を上にはねあげます。
3.落ちてきたこまを、板をやや下に引いてやさしく受けます。 |
中 級 |
ツバメ返し(板のせ)
つばめが空中ですばやく向きを変えるのと同じように、投げたこまが手元に戻ってくる技です。 1.左手に板を持ち、腕を伸ばして構えます。足はリラックスしてください。 2.独楽は、紐がはずれる手前まで基本どおりに投げます。
3.紐がはずれる瞬間、手首を返して紐を引き上げてます。 |
ツバメ返し(手のせ)
指は閉じ、手の平は、やや開いてリラックス。手を引きながら真ん中に受けるのがコツです。
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カツオの一本釣り(手のせ) 上がったコマをしっかり見て、手を引いて受けます。体を小さく縮めないで、なるべく起こしたところで技をかけると、上手に見えます。 1.コマを回します。足はなるべく曲げないで、左手でコマにひもをかけます。 2.体を起こして足をかえて構えてから、右手首ではね上げます。 3.上がった位置を目で追い、コマを手で迎いにいくようにします。
4.手を下に引きながら、手のひらの真ん中でやさしく受けます。
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棒のせ これまでのような「横ふり」ではなく、「たてふり」の技です。ツバメ返しをたてにした技とお考えください。 1. 右手右足を前にして構え、やや左斜め下に向かって投げます。 2.こまが胸の高さで、斜め45度になって止まるように引き上げます。
3.とまったコマの心棒の下に、棒を直角にあてがうようにしてのせます。 |
上 級 |
綱わたり コマといえば、「綱わたり」。右手のせのツバメ返しからスタート。往復の技はより強く長く回る鉄輪ごまの方が成功しやすいです。 1.やや斜めのツバメ返しでこまを力強く引き上げます。 2.右手のひらも斜めにして、こまを斜めのまま受けます。 3.こまを乗せたまま、紐を親指の間に持ちかえます。 4.こまが前に45度傾いたときに、ひもの上に乗せます。
5.右手を高くして高低をつけ、体は少し左に回します。 6.左手で一回転させ、また前に45度傾けて往復させます。 7.かえりは、こまの回転で戻ってくるので、水平でよいです。
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ツバメ返し(ペットボトルキャップのせ) 上級のツバメ返しは、キャップや王冠など小さいものに乗せます。 1.いつも同じ位置に戻るように練習します。
2.指先でもち、コマを目の高さでうけます。 |
指のせ 中級の棒のせを指の上で。独楽が登るのを防ぐのがコツです。 1.たて振りで、独楽を斜めに引き上げます。
2.人指し指を斜めにして、独楽を受けます。
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UFO(連続技) 綱わたりができると、紐の上でいろんな技ができます。 1.綱わたりから空中で線香花火のひもかけ。 2.月面着陸。コマが弱まらないうちに落とします。
3.カツオの一本釣りで上に引き上げます。 4.しっかりと目で追い、手もむかえにいきます。 5.手のひらの真ん中にやさしく受けます。 |
念力綱わたり 時計と逆回りのコマの回転を利用した不思議な技。途中で止まったコマが戻ってきます。 1.右手を高く綱渡り。少しずつ水平にする。 2.紐の上でコマを空回りさせて、「止まれ」の声
3.紐を強く張り、こまを回転させて、「戻れ」
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コイの滝のぼり 上級の技の中でも高度な妙技。 太い紐より、やや細いひも(太さ約3mm)を使った方が、こまの回転が紐に伝わりやすく、のぼる力も強くなります。 1.やや後向きに構え、たて振りで投げます。 2・体を左に少し回し、紐の上にコマを乗せます。 3.左手で紐を心棒に一巻きします。
4.両手で紐をひっぱり、心棒を締めます。 5.コマが上までのぼりきったら大成功
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